のしかかる高校中退

一回オズの魔法使い挟んで、また高校の話です。
今日が本当に最後なので、お付き合いください。。こんばんは伊矢見夕子です。

高校を中退して、私は、ことあるごとに、
「私って、高校すら卒業できなかったんだ」
と思うようになってしまいます。
（中退した人や中卒の人などを責めたりしているわけでは決してありません。
自分自身の話です。）
私は、高校を卒業して、音大に行って、打楽器奏者になりたい。
と思っていたのに、その一歩である、高校すら卒業できなかった、という意味です。

そして、「高校だけは卒業してほしい」と言って、丸裸で家を出てくれた母にも
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それどころか生きる気力もない。空気だけ吸って、存在しているなんて、迷惑だ。
と思っていました。
ことあるごとに「私は高校も出ていない、本当にお父さんの言うとおりのダメなやつなんだ」
と思ってしまう。

これがこの先、死ぬまで続くのか？
でも、生きる気力もない。
でも、怖くて死ぬ勇気もない。

それなら、高校を卒業してみたらどうなんだろう？今ならできるかもしれない。

そう思って、最後に転校した通信制の高校に一人で行って、先生に事情を話して、
入学の手続きもしてきました。
そして、母に「遅くなったけど、高校を卒業しようと思う。」と言って、
24歳の春にまた高校に入学します。

半年分の授業を受ければ9月には卒業できるとのことでしたので、
私は次こそは！と思って、授業を頑張りました。
でも、やっぱりこの頃のことって、あんまり覚えていなくて、ただ一つ覚えていることは
現役の高校生ギャルに、プリントを回す時
「つうかあ、何歳っすか？」
っていきなり聞かれたことです笑

無事に9月に卒業して、母にありがとうが言えたことも覚えています。
学校の先生もとてもいい方達でした。

この時初めて、「もしかしたら、お父さんも関係なく、自分の力で、人生って、
変えられるのかも、し、れ、な。。。い。。。？」
と想いました。

声が出なかったり、兄と二人で暮らしたり、の方の話をすっ飛ばして、高校編を
強制的に終了させました。笑

ちょっとスッキリした。ありがとうございました。